精神病の症状に気付いたら~信頼できる医師とともに治療に励む~

長期間の治療をサポート

悩む女の人

長期にわたる治療が必要

何らかの原因で精神に変調を来し、正常な社会生活を送ることができなくなる人たちがいます。そうした人は周囲から誤解されがちですが、精神科では精神病の患者として取り扱い、さまざまな治療を行っています。かつては一度精神病にかかると治らないものと考えられ、患者は大きな偏見の目にさらされていました。現在では治療可能な病気として広く認知されているのです。精神病とそうでない心の病気とを明確に区別することは、専門知識を持つ精神科医にとっても難しい面があります。そのため診断に時間のかかる場合もありますが、正確な診断によって有効な治療法の実施が可能になります。内因性精神病の代表的な例としては、統合失調症が挙げられます。妄想と幻聴・幻覚を大きな特徴とするこの病気は10代から20代の青年期に発症することが多く、症状が進行すると精神と行動の統一性が失われていきます。遺伝的因子や生まれつきの気質によって発症しやすい傾向が認められ、その上に環境因子が複雑に作用して発症すると考えられます。統合失調症に代表される精神病は一度治っても再発を繰り返す例も多く、長期間にわたる治療が欠かせません。そのためには家族の支えも重要となってきます。精神科ではそんな精神病患者の長期にわたる治療をサポートしているのです。

薬物療法からリハビリまで

統合失調症に対しては薬物療法の有効性が広く知られています。この病気は脳の神経伝達物質に機能異常が生じることで発症すると判明しているため、こうした状態を改善させるために薬が使われるのです。薬物療法には主として抗精神病薬が使用されます。その中には鎮静催眠作用や精神賦活作用の強い薬もあり、患者の症状に合わせて精神科医が最適な薬を選択します。統合失調症の治療には薬物療法と併せて精神療法やリハビリテーションといった心理社会的治療も欠かせません。両者を組み合わせることで治療効果を高めることができるのです。社会復帰を目指すためのリハビリテーションは特に重要です。これは病気によって障害を受けた精神機能を回復させると同時に、保存されている部分の精神機能を社会復帰に生かしていく取り組みと言えます。社会技能訓練や作業療法などの方法が精神科で多く実施されています。患者本人のリハビリテーションと並んで重要なのは、家族心理教育と呼ばれる取り組みです。患者を支える家族が精神病を正しく理解することが、治療に大きなプラスの作用をもたらすのです。そのため精神科では家族に対する心のケアも実施しています。以上のような治療の取り組みによって、精神病は治療していくことが可能な病気となってきました。精神科では初期治療からリハビリまで、精神病治療には最後まで責任をもってサポートしています。

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